なーにが怪獣の教えだよってんだよ
舞台「怪獣の教え」を鑑賞。
感想は、ほぼ批判的な意見になるので、気分を害す恐れのある方は観ないでくださいませ。
まず、監督、俳優、演奏、皆様こぞって舞台向きではないと感じた。
私の悪い癖でもあるのかもしれないが、映画だったり漫画だったりにしても、表現者がその方法を使った理由みたいなものを求めてしまいます。
舞台だった理由が何一つない。
使えるものを使えていない。
お遊戯会でしかなかった。
やっている本人たちは楽しいのかもしれないなあ…
そんな感想だった。
まず、一番勿体無いと感じたのは、プロジェクターの使い方。
画質も荒い、文字が大きすぎる、コラージュ動画のようなもののセンスが…イマイチすぎる…
あんな大きなプロジェクターを使うくらいだからそこだけでも期待を裏切ってほしくなかった。
あとは、プロジェクターの時はプロジェクター、演奏のときは演奏、演技の時は演技に集中させるしかない、あの爆音ステージの環境がたくさんの可能性たちを失くしてしまっていたような気がする。
ただ、私が私の中で、大きく気付けたことがある。
批判することは容易い。
物事の善し悪しを見極めることを諦めてこなかった私は口だけは達者だ。
批判だけならいっちょまえ。
でもそれじゃ何も変わらない。
脳みそが成長するわけでもない。
ただ、時間が無駄だっただけに終わってしまう。
それじゃあつまらない。
具体的にはどこをどうすれば良くなったのか、という考え方をできるようになりたい、という気づき。
これができただけでも私は今回充実できたと思えた不思議な時間でもあった。
何処に行くにも何をするにもリサーチを徹底する癖故に、良いものだけを手に入れたいというわがままを押し通す、(そりゃみんなお金を払うものにはそうするのが普通だろうけど)でもそれでは、もっとこうしたらいいんじゃないか?というイメージの湧かせ方とか、アウトプットできる人間にはなれないんじゃないのかと思っていて。
やっぱり、それをイメージできるようになるには、いろんな物事の中身への追求心は捨ててはいけない。
知識、経験、まだまだ生まれて30年も経っていない私のそれらは浅はかだけど、そりゃそうだ、気が散りまくって興味だけあって時間が足りないのを理由にサボってばかりきたから、1つの物事への熱意とか、目標を達成することとか。
イメージはできても、イメージだけで満足してはいけない。
もっともっと動かなきゃ。
そう、あの監督は、好きなものだけ見てる。
好きなものだけ信じてる。
「あなたがいいと思うなら、それでいいと思う」
そういう気持ちで監督をやってきたんだろうなあと感じた。
それじゃダメなんだよ。
ダメなものにはダメと言える勇気。
私はそれを大切にしたい。
そんな私は小林賢太郎氏のうるう年にやる舞台が毎年毎年楽しみでならない。
あの人は舞台がよく似合う。
素晴らしい舞台監督であり舞台役者であり作家である。
時を超え
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念願のインターステラー、やっと見られた。
驚いたのは、書ける感想が、ほぼない。
なんというのか、突っ込みどころが全くない。
恐らく、これでも伝えたいことを短縮している方だなあと感じたくらい。
続きものにして、計12時間くらいにしないと伝えきれなかったんじゃないのか?
突っ込むというか、もったいないなと感じたのはそのくらい。
映画として完璧過ぎて、そこが逆につまらないと思ってしまうほど引き込まれた。
観ている間はこの映画のこと以外何も考えていなかったと思う。
こんなに画面に引き込まれたのは久しぶりだった。
ノーランは映像で人間の目を再現できるというか、ファンタジーなのに実際にその世界にいるような、夢を体感させてくれるような気分になってしまう。
漫画とか映画を観ているのとは、何か違う感覚。
映像とかそういうのを超えて、普段忘れている何かを、記憶の片隅にあるものを思い起こさせてくれる。
それを、別の世界で、体感させられているような気分…
言葉にできません。
あと、この映画を勧めてくれた人はきっと、あなたのことが大好きな人です。
以下ネタバレ
本棚の後ろに詰まった浪漫。
まさかこれをノーランが再現してくれるとは。
心がざわついた。
あの空間が変わった瞬間、彼が5次元だかの世界に移った時、それはそれは痛いほど鳥肌がたった。
あの小学校の授業が終わってからの、薄暗い誰も居ない図書館。
たくさんの本が立っている、その奥、その向こう側、いったい何が潜んでいるんだろうと、想像もできない夢を膨らませていた。
その感覚を大人になってまさか思い出す日が来るとは。
同時に、怖くて怖くて考えないようにしたその夢が、暖かい夢に変わった。
はやく見て欲しい、あなたに。
女の強さとは
鶏が先か卵が先か、卵な訳ないと思ってたけど
鶏に似た鳥つまり似わとり
卵が後だろうな